< 後 編 >









秋の宵闇に降り注ぐ黄金の雫から突如現れた白い影が人間、多分男性のものだとわかるまで、
マヤには数秒を要した。
“…これは、誰? まさか…?”

「ちびちゃん? そこにいるのはちびちゃん、君なのか…!」
足元からくずおれそうになった自分に向かって駆け寄る人影が発した低い声は、
誰よりもマヤが待ち望んだ速水その人のものであった。
「速水さん…」
「マヤ、どうしてこんな時間に、ここに?」
女性のシルエットをマヤと認めるや、もはや速水はあだ名ではなく名前で、呼びかけてきた。
まさかマヤがここにいるとは思わなかったらしく、かなり驚愕した表情をしている。
尤も、更に驚いていたのが、鳩が豆鉄砲を食らった表情のマヤであることは一目瞭然であったが。

「速水さんこそ…」
「偶然だ、奇遇だな…と言いたいところだが、正確には金木犀に導かれた、といった方が正解だな。」
「速水さんも、金木犀を見に来たんですか?」
「見に来たというのとも少々違うんだが…。
昨晩、丁度今日と同じ位の時間に車で帰宅途中、交差点の向こう側にこの金木犀がある事に気づいた。
儚い月明かりの中で突風の中舞い散る花吹雪を目にした瞬間、何故かマヤ、君を思い出したんだ。」
「同じ時間!?速水さんも見たんですか?」

“えっ?…まさか、本当に月があたし達を?”
よりによって同じ時間に二人が同じ樹…金木犀に相手を感じ、同じ場所を訪れ、めぐりあう。
こんなことがそもそも偶然として起こりうるなどどは、マヤにはとても思えなかった。
“これは月の導き?…それとも…もしかしてやっぱり、試演で感じた『魂の片割れ』が本当に速水さん…?”
マヤがそう思ったとたんに、速水からも問いかけの言葉が発せられる。
 
「俺も、ということはマヤ、君も昨晩、金木犀を見ていたということか?」
「はい…。アパートの近くの公園でですけど。
眠れなくて不安で、散歩をしていたら、なんとなく速水さんのことを思い出してました。
三日月にお願い事をしたら、金木犀が急に舞い散って、まるで月の涙のように黄金の雫を降らせて…。」
「そうか…。梅の谷や試演の時は君の天女姿や詞で頭が一杯で、俄かには信じられなかったのだが。
 やはり月影先生が言っていた『魂の片割れ』は、本当にあるのかもしれない。」
「速水さん…あたしも今、同じこと思ってました。」

マヤの言葉に速水は静かに微笑むと、言葉を続けた。
「いつも同じことを考えるのが『魂の片割れ』だと言うからな…。
もともとはマヤ、君に用事があって今夜はホテルに来た。渡したいものがあったんだ。
だがホテルに行けば、予想通りマスコミが張り付いている。
フロントから君を呼出しても不在だという。フロントに預けるか、
最悪明日協会に預ける事も考えたが、どうしても直接渡したかった。
しかし君がどこにいるか、俺には全く心当たりがなかったから、
全く根拠のない予感だけで、気づいたらここに来ていた。まさか本当に君が来るとはな。」

「速水さん…忙しいのに無理しないで下さい。会えただけであたし十分です。
なのにこれ以上なにか頂いてしまったら、明日発表なのに贅沢だってお月様に怒られちゃいます。」
マヤの偽らざる本音だった。
“もう充分すぎるほど、速水さんからもらった。月もあたしの願いを叶えて速水さんに逢わせてくれた。
なのにこれ以上望んで、甘えてしまったら、明日気持ちを強く持てないかもしれない。“

「マヤ、君はここまでたどり着くのに、欲を出すことも周りに甘えることもなく、頑張ってきた。
 ここ一番の時くらい、もう少し月の力を借りてもばちは当たらないんじゃないか。」
「えっ?月の力ですか?」
速水の渡したいものというのは月の力なのだろうかと、マヤは不思議に思った。

「ああ。マヤ、ここは人目につく。ちょっとこっちへ。」
言うなり速水はマヤの手を取り、公園内へと入っていった。

“ああ、あたたかくて、大きい手…”
先程のお酒の余韻かほんのり温まっていた自分の手を、大きな速水の手が包みこむ。
えもいわぬ心地よさにまたも意識が遠のいたマヤは、我を失うまいと、慌てた声で口走った。
「あ、あの速水さん。黒沼先生がさっき、危ないしマスコミがいるから公園に一人で入るなって。」

実際、会見後の一定期日までは、各候補と芸能各社の個別の接触は、演劇協会から禁じられている。
夜更けに手を取り合うだけでもいかに危ない橋を渡る行為であるか、マヤも理解していた。

「黒沼さんも一緒なのか?」
「あ、いえ。さっき一杯だけ付き合えって。黒沼先生、あちら側の先の屋台に行かれたんです。」
「全く、明日は重大発表の日なんだがな…黒沼さん、酔っ払って会見に現れなければよいが。
 ところでマヤ、黒沼さんが言ったのは『一人で』入るな、だろう?
それは俺がいるから問題ない。ただ今日は確かに、マスコミは要注意だな。
マヤが傍らにいる状況でこれでは、甚だもどかしいが…。」
公園内、金木犀の傍らにあるベンチに向かいながら、マヤの手はさらにギュッと強く、握り締められた。
「速水さん…」

「マヤ、渡したいものなんだが…ちょっと目を瞑ってくれるか。」
マヤをベンチに腰掛けさせると、速水が胸ポケットから何か箱を取り出して言う。
「えっ?」
“何だろう……もしかして、ここじゃまさか、キスなんてしないよね?”
数日前の事を鮮明に思い返してしまい、マヤはどぎまぎしてしまう。
顔を真っ赤に染めながらマヤが目を瞑ると、ふいに首筋にひんやりとした感触を覚えた。
「もういいぞ、マヤ。目を開けて…」

マヤがそっと目を開けて首周りに目をやると、
直系1cm近くもあろうかという見事な白真珠を中央に配し、周囲にも中粒の真珠と
ダイヤモンドとをふんだんにあしらったチョーカータイプのネックレスが輝いていた。

これだけ真珠とダイヤを潤沢に使うと、ともすれば華美に過ぎるはずであろう。
だが、目の前のネックレスは非常に豪華かつ優美なつくりでありながら
そのデザインは繊細で、ほっそりとした白いマヤの首筋に非常に良く映え、
彼女のもつ清楚な美しさを際立たせている。
宝石に疎いマヤが見ても、非常に高価なものであろうことは容易に察しがついた。

「マヤ…明日、これを記者会見で付けてもらえないか。この日のために君に贈ろうと思っていた。
協会が準備した君の会見用の衣装は、大都芸能が…実際には俺が手配している。
どれも、このネックレスに合う筈だ。」
「速水さん…これは? 『月の力』を借りるって…?」

いくら『紫のバラの人』からの贈り物は昔から幾多にのぼるといえど、
ここまで高価なものが、自分ごときひよっ子女優に相応しいとは、勿体無くてとても思えない。
それに、この贈り物が月の力とどう関係するのか、マヤには判らなかった。

「ああ。真珠は、別に呼び名があるんだ。マヤは、聞いたことがあるか?」
「えっ。別の名前ですか? え〜と、パール…は英語ってだけだし…判らないです。」
「白い真珠の別名は、『月の涙』…。」
「月の涙?!」
「そう。それに、『天女の涙』(註:『神々の涙』という説も有)ともいう…」
「天女の涙?!」

“金木犀の雫も速水さんのこのネックレスも、もしかして、月の気持ちなの?”
何と言う偶然の一致であろうか。
紅天女発表への不安を映したような月の姿に、こぼれる涙。
月への切実な願いにこめた、速水への慕情。
金木犀の光景に互いの想いがリンクした、偶然の巡り会い。
そして速水が自分に対して与えてくれる、たゆまぬ支援と、愛情。
それらの全てが、今自分の首に輝くものに結実し、
マヤはパズルの空白に最後のピースがはめ込まれたかの様な感覚を覚えた。

「でも速水さん、こんなに素晴らしいものをあたしなんかに。」
それでもネックレスの豪華さに気後れし、自分を卑下するマヤ。
速水は苦笑し、言葉を継いだ。
「あたしなんか、というのは君の悪い癖だな、マヤ。
 実は、これを贈ろうとしたのは、真珠の別名が『天女の涙』という以外、もう一つ理由がある。
 ミキモトという真珠メーカーを知っているか、マヤ?」
「ミキモトですか?とても高級って聞きました、あたし知ってるのは名前だけですけど。」

マヤはプライベートで宝石を持つことはない。
お金が無いのは勿論のことだがアクセサリー自体身につけようと思ったことも殆どなく、
持っているものといえば、紫のバラの人から贈られた時計にネックレス、桜小路がくれた
イルカのペンダント位しかなかった。もっとも、後者は既にタンスの肥やしとなっていたのだが…。
ただ、高校生の頃に雑誌グラビア撮影で付けたアクセサリーがミキモトのものだと
スタイリストに言われた記憶を、マヤはおぼろげながら思い出した。
“このネックレスはミキモトのものなのかしら?”

「そう、そのミキモトを創業した人物が御木本幸吉という。
幸吉が昔、アメリカ大統領ウィルソンの夫人と会見する機会があったんだが、
『真珠は月の涙』という夫人に対して答えた言葉があってな。俺はその言葉を聞くなり
真珠にマヤの姿が重なって、マヤが身に付ける姿を見たいと、強く思ったんだ。」
「速水さん、その御木本さんは大統領夫人に何て言ったんですか?」

「『真珠は、人間の涙の結晶だ』と。」
「『人間の涙の結晶』…」
「そうだ。御木本幸吉は、日本で最初に養殖真珠に成功した人物だ。
 養殖といっても偽物ではなく正真正銘の本物でね。
真珠が層を作る『きっかけ』だけを人工的に与える(核入れ)だけで、
貝が自分で貝殻の内側に真珠層を形成して真珠を作る過程は、天然でも養殖でも全く変らない。
しかし養殖真珠を試みた当時(明治23年実験開始〜30年代)、
幸吉は世間から『偽物を作って高く売りつけている』とひどく中傷されたんだ。
中傷についてはパリの裁判所に提訴し勝訴するが、
商品化(明治38年)まで15年間もの間、大変な苦労を重ねた。
今の日本の美しい真珠は、幸吉の涙と苦労、それを跳ね返した努力が結実した結果なんだ。」
「そうなんですか…。幸吉さんってすごい人なんですね。」

外国で提訴する大変さや15年間という月日の長さに、マヤは幸吉の苦労と信念をかいま見る思いがした。
“幸吉さんは何て強い人間なのだろう…”
試演と結果待ちだけで平常心を失う自分、速水と会えないだけで心細く思う自分が情けない。
マヤが顔をかすかに曇らせたそのとき、その表情を察した速水が再び口を開いた。

「マヤ、何を考えている?君だって幸吉と同じなんだぞ。」
「えっ?」
「君はよく『あたしなんか』と言うが、『あたしなんか』じゃないだろう?
『あたしだから』ここまで、紅天女にたどり着くところまで来たということを、認識して欲しい。
マヤ、ここまで辿り着くまでに、君がどれほど苦労して涙を流してきたかを
そしてその涙を自ら力に代えて自分自身の力で道を切り開いてきたかを、俺は見ている。
ただ多くは俺のせいだから…君を苦しませたその俺が言うこと自体、筋違いなのだが、
真珠が幸吉の涙の結晶であるのと同様に紅天女はマヤの涙の結晶だと、俺は思っている。」
「速水さん…」
「自分の流した涙を、ここまで積み重ねてきた自分自身を、もっと信じて欲しいんだ、マヤ。」

この速水の言葉を、どこかで自分は聞いたことがある。
“ああ、月影先生と同じだわ…”
もう7年半も前のことへと、マヤの記憶は遡っていた。
初めて『劇団つきかげ』を訪れたマヤに演劇の勉強を勧めた月影が、静かに語りかけた言葉を思い出す。
『才能とは、自分自身を、自分を信じることです。今にわかりますよ…。』

“こういうことだったんですね、月影先生…。”
今、判った。今にわかると月影が語る『今』は、今日この時のことだったのだと。

自分自身を信じるということは、困難に涙しつつも頑張った自分のことはもちろん、
それだけでなく自分を取り巻く周囲の人々の想いと力を信じることなのだ。

長い間陰でマヤを支えた紫のバラの人=速水。常に正々堂々とマヤに対峙し時には助けてくれた亜弓。
姉妹のように接しアドバイスをくれた麗や『つきかげ』の面々。厳しくも実直に指導してくた黒沼。
優しく接してくれた里美や桜小路。何よりも自分を見出してくれた月影に、早くに別れた母、春。
彼らとの全ての関わりや経験に何一つ無駄はなく、肯定することで自分を未来に向かわせてくれる。

「速水さんだって、あたしが苦しんでるとき同じくらい苦しんでくれたんでしょう?
それはいくら鈍いあたしでも判ります。有難うございます…。
紅天女はあたしの涙の結晶かもしれないけど、速水さんの、周りのみんなの力の結晶でもあるんですよね。
あたし全然気づかなくて、泣き言や悪態ばかり言って…。速水さん、本当にごめんなさい。」
「マヤ…」
「速水さん、明日の記者会見にこのネックレス、是非着けさせて下さい。」
そう言うと、マヤはニッコリと笑った。
微笑みを見られるのはいつ以来であろうかという位、本当に久々の、マヤの笑顔である。

「有難う、マヤ。ネックレス、良く似合っている…。
本当なら明日は君の側で励まし、手を取り、発表を聞きたい。だが俺の今の立場では、
遠目から君を見るしかできない。終日バタバタするから声もあまりかけられないだろう。
 だが、君の努力や涙、俺の気持ちも全てこのネックレスに込められていると思って欲しい。
 とにかく自分のいままでを信じて、明日の会見に臨むことだ、マヤ。」
「はい、速水さん。たとえ結果がどうなろうとも、胸を張って行ってきます!」
「ああ、頑張って行ってこい。…マヤ、もう遅いからホテルに戻ったほうがいい。
一緒には行けないからハイヤーを手配する。ネックレスも、一度はずすから。」

そう言って速水はベンチから立ち上がると、マヤの首に手を回してネックレスのフックを外す。
そしてネックレスを首から離そうとした手を突然止めて、マヤに声をかける。
「マヤ。ちょっとこっちを向いてくれ。」
「はい?……!!!……」

速水のいる左側を向いた瞬間、マヤの唇に速水の唇が、触れた。

当のマヤでさえ気がついた瞬間にはもう眼前から彼の顔は離れており、
ネックレスもまた自分の首から速水の手元の箱へと、早くも納められつつあった。
ほんの一瞬、かすかに感じた柔らかい唇の感触が、実はキスだと気づいた途端、
マヤの顔色は、まるで沸騰したやかんのようになってしまう。
「何するんですかっ、速水さんっ!!…誰か見てたらどうするんですかっ?」

キスされて嬉しくない訳はないし、実際、意識していなかったといえばウソになる。
だが自分はともかく、今現在婚約者がいる身でしかも芸能社社長の速水が
こんな外でする行為としては余りにも危険だ。それを思うと、身が縮む思いがした。

「…嫌だったのか、マヤ?」
「…そんな訳じゃないですけど…でも、危なすぎます。」
「できるだけ撮られ難い角度にはしたつもりなんだがな。」
「速水さん、そういう問題じゃないですっ。
ただでさえドキドキしてるのに、ヒヤヒヤして、あたしどうにかなっちゃいますよ。」

相変わらずのマヤ節が戻ったのを見ると、速水は悪戯っぽく微笑しながら、付け加える。
「すまなかったな、マヤ。大事なときに精神衛生上悪かったようだ。
 だが君は明日、紅天女後継者になる。君は衆目を集め、こんな事は余計にできなくなる。
それに暫くの間は、仕事以外で会うのは難しいだろう…お互いにやらねばならない事がある。
マスコミの事は当然承知していたが、君の姿を見ていたら、何もせずに帰るなど、
とても我慢ができなくなってしまった。」
「もうっ、いい加減にして下さいよっ」
言葉では一応怒ってみたものの、それとは裏腹に、口もとが緩んでしまうのは如何ともし難く…。
二人は視線を合わせるなり、お互いに、照れ隠しのような微笑をもらしていった。


ハイヤーの迎えが来て速水と別れ、マヤはホテルの自室に戻る。
そっとネックレスの箱のふたを開けてみると、箱の隅に小さな、紫の縁取りのカードを見つけた。

“ああ、紫のバラの人のカードだわ…”
カードが来るたび正体も知らずに喜び飛び跳ねていた頃が懐かしく、思い出される。
そういえば、試演の日は速水が直接花束を持って現れたので、カードはなかった。
紫のバラの人からカードをもらうのは、あの悪夢のような絶縁状以来である。
絶縁状の文面を見た時の絶望感が胸をよぎり、カードを裏返して文面を見るのが一瞬ためらわれたが、
先程の速水の様子を思い浮かべてマヤはカードをめくり、読みはじめた。


『 北島 マヤ 様
  いよいよ明日は 貴方が待ち望んだ大切な日ですね。
自分を信じて 発表に臨んでください。
  貴方が演じ続けるかぎり 私の中の紫の薔薇は枯れることはありません。
 いつも いつでも いつまでも 貴方を見守っています。   速水 真澄 』


見慣れた筆跡、見慣れた心優しい文面…全て、いつも通りのカードだ…ただ一点を除いては。
ただ一ついつもと違うこと、それは、カードの末尾に丁寧に記された
『紫のバラの人』その人の名前だった。
マヤはゆっくりとその名前を指でなぞると、不思議に心が落ち着いてゆく自分に気づく。
“速水さんは、あたしがいつ、どこにいても 側で見ていてくれているんだ… ”


ホテルの窓辺に差し込む青白い月の光に目をやると、相変わらず、昨日の晩と何ら変わりはない。
しかし眼下に広がる宵闇の景色は、今晩ばかりはとてもはっきりとマヤの視界に映り込んだ。
何もかもが夢ではなかったのだわ、と今、マヤは素直に思うことができた。

翌日。
紅天女の後継者が、マヤに決まった。
関係者のどよめきと、無数のフラッシュの光の渦に包まれる、マヤ。
そのデコルテにはあのネックレスが、誇らしげに会場の光を受け、一層の輝きを放っていた。











− 完 −






papipapiさま後書き

以前お話しておりましたSSをお送りします。

本来は先週末、正確には11月末の完成を目指しておりましたが
家族の急な事情で完成が遅れてしまいました。

本来好きなときに書くものではございますけれども、
遅れたとたん→季節外れの原稿、になってしまいました。

こういう結末を書きたい、というよりは
たとえば黒沼先生が好きなのでマヤさんとこんな会話してもらいたいなあ、とか
キャラクターのやりとり自体を書くのが目的になってしまっているようです。

なお、お話に出てくるネックレスですが、「花珠」という最高級の玉を使ったもので、
イヤリングとセットで価格300万円という裏設定があります。
さすが社長、マヤさん命…。


紫苑より

papipaiさま、第2作です!
静謐な筆致、極めて理性的で情緒に流されることのない展開、
正確な情報に基づいたお作中でのモチーフの叙述もさりげなく。
原作をこよなく大切にされる原作理解の深さ。
すでに確立した作風をお持ちでいらっしゃると私は考えます。
ラスト部ご執筆にあたってのご家族様のご不幸とのこと、
しかしながらガラパロ読者の望むエンドを執筆されますことにはさぞ、
ご苦労がありましたこととお察しいたします。お疲れさまでした。
黒沼先生がいい味出してらしてツボ!
真珠は私もひと頃宝石狂いでした頃一通り伊勢志摩産から南洋黒真珠まで
展示会に足を運んだりしていましたが
『花珠』は巻き、光沢、形、色、ツヤともやはり最高ですよね。
本作では背景画像は意識して抑えめな画像を使用しました。
papipapiさまの文章のお力で読まれるかたのご想像喚起の邪魔にならないように、
という配慮です。
またぜひ、楽しんでご執筆を続けられますことを
心より応援しております!



HN:(無記名OK)




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