秘事始
written by さくらさま
冷蔵庫からエヴィアンのボトルを取り出し、風呂上りの火照った身体を静めるべく、冷たい液体を喉に流し込んだ。 口の開いたボトルを持ったままリビングの方にまわり、カウンターの椅子に腰掛けた。
マヤと一緒に年を越そうと、必死で仕事を終わらせ、急いで部屋に戻ってきたのは40分前。 リビングの奥の寝室のドアが不自然に開いているのに気付くと、真澄はそっと近づいた。 「マヤ?」 ドアを開けると、ベッドランプの仄かな明かりの下で眠るマヤを見つけた。 「待ちくたびれて寝てしまったか。」 真澄は踵を返して寝室を出ると、バスルームへと向かい汗を流した。 真澄はもう一度水で喉を潤すと、ボトルとバスタオルをカウンターに乗せた。 「マヤ。」 マヤの耳元で囁くが、一向に起きる気配はない。 閉じられた瞳、半開きの唇、大きく開いた襟元から覗かせる白い肌と膨らみ。 マヤは寝ながらにして真澄を誘っていた。 真澄はパジャマの上からマヤの躰に指を這わせた。 パジャマのボタンを一つ一つゆっくりと外すと、丸みを帯びた双球が真澄の前に現れた。 「んっ...」 ここにきてようやくマヤの意識が戻ってきた。 「は、速水さんっ?」 「静かに。」 自分の躰を這う指を感じマヤは飛び起きようとしたが、真澄に組み敷かれた。 「ちゃんと起こしてあげるから。」 そう言って真澄の指が膨らみの頂上に咲く可憐な蕾を摘む。 「あ、あぁっ...や、やめっ...」 抵抗したいが真澄によって官能の波に攫われる。 真澄はマヤの口内を貪りつくすと、銀の糸を引きながらマヤの躰をなぞって下りていった。 「あぁっ...んんっ...」 舌先で真っ白な肌を舐めながら左手は乳房を揉みしだき、右手の人差し指と中指の2本をマヤの口の中に挿れ口腔内を犯す。 「んんっ...は、あぁ...」 真澄に甚振られ、マヤの中の女が目覚めようとしていた。 「あっ..あぁっ...」 指が蕾に触れると、マヤは痙攣を起こすようにピクピクと足先を震わせた。 真澄は丁寧に蕾の中の芯を剥き出し、たっぷりと蜜を塗る。 「こんなに濡らして...」 「んんっ...だって..速水さんが..あぁっ...」 「悪い子だ。お仕置きが必要だな。」 真澄は蕾の下の花芯に指を差し挿れた。 「はぅっ...」 マヤは僅かな抵抗を見せ、真澄の指先を締め付けた。 キツイが熱くて柔らかいマヤ。 真澄は入口のすぐ上の丘を刺激する。 マヤの中は蕩けるように熱い。 「一度いけ。」 真澄はさらに責め立た。 「ああぁ...あぁぁぁぁぁぁ...」 マヤの絶叫とともに、真澄は弾力のある収縮としとどなく溢れる蜜に満足を得た。 真澄はマヤの嵐が去らないうちに、マヤから2本の指を引き抜く。 「ぃやっ...ああぁぁぁ...」 真澄は舌先で蜜を掬い、弾けんばかりに肥大した蕾に唾液と蜜を塗った。 真澄の舌に責められ、真澄の熱い吐息が花弁を揺らし、マヤの意識は朦朧としていた。 全身を薄紅色に染め、唇を濡らし、欲情に濡れ潤んだ瞳は真澄自身を十分に刺激する。 「ああぁぁぁぁっ...」 突き上げられた悦びにマヤが鳴いた。 真澄はマヤの胎内を存分に味わい、烈しく揺らす。 マヤの躰をマヤ以上に熟知している真澄は、マヤの一番感じる場所を執拗に責め、灼熱の塊を擦りつける。 マヤは真澄に抱きかかえられる形をとらされ、羞恥のため真澄から顔を背けた。 「んんっ...」 僅かに開かれた場所から真澄は舌を挿れ、マヤの口内を貪りはじめた。 「マヤ..好きなように動いてごらん。」 真澄は優しく促しながらも執拗に舌を絡め、腰を動かしマヤを突き上げた。 「あっ..ああぁっ...あぁぁぁぁっ...」 マヤは真澄の首に手を絡ませ、真澄に捕らえられた舌で真澄を追う。 「うぅっ...」 真澄もまたマヤに囚われた。 「マヤっ。」 「あぁぁぁぁぁっっ.....」 真澄がマヤの中でさらに巨きくなたとき、マヤは真澄をぎゅっと締め付けた後ヒクヒクと痙攣させた。
************************
「おれは幸せ者だな。」 真澄は横たわるマヤの髪を梳きながら言った。 「今年最初に見たのが、きみの一番美しい顔なんだからな。」 「え?」 「おれだけに見せる顔。」 「....ばかっ(////)」 「愛してる。」 「速水さん...」 真澄はマヤを抱きしめ、腕の中の温もりに幸せを噛締める。 「今年がきみにとって良い年であるように。」 真澄はマヤのおでこにキスを一つ落として瞼を閉じた。
|
さくら様よりのコメント: 18禁っぽいものを書いたのは初めてなので、どんな具合かなぁとちょっと心配ではありますが、私なりに頑張って(笑)書いてみました。 まっ、私にはこのレベルが限界かと思われます。 この作品を書くにあたり『ひめはじめ』を調べたところ、まぁいろ〜んな意味があると初めて知り、勉強になりました。 「飛馬始め」、「火水始め」、「女伎始め」、「姫糊始め」、「秘め始め」.... 江戸時代から暦に出現したみたいですけどその解釈はなく、最後の解釈が江戸風俗文学によって流布され、俗説として世間一般になってしまったらしいです。 ひめはじめのひめとは本来、姫飯(ひめいい)の意味で粥のことらしく、これ以上の話は筋道からそれていくような気がするので、ここまでにしますね。 で、タイトルはなんの捻りもない『秘事始』としました。男女の交わりだけでなく、新年最初の秘め事であればそれは立派な「ひめはじめ」とのこと。 でもここではやはり交わっていただきました(笑)。 紫苑より: さくらさんよりお年越しお年賀を頂戴致しました。ふふふっ。 年始早々ご覧になるかたもいらっしゃることと思いますので、素敵なお年賀になりました。 きっちりと丁寧な描写がいかにもさくらさんらしいですね。交わっていただけて何よりでした。良かったね〜おふたりさん、新年から! さくらさん、2006年も益々素敵妄想で走っていってくださいね♪ 今回も誠にありがとうございました! |
SEO | [PR] おまとめローン 花 冷え性対策 坂本龍馬 | 動画掲示板 レンタルサーバー SEO | |