社長室〜調教のきっかけ〜
「速水さん、お願い、待ってください。」 あたしの歩幅をまったく無視した長いストライドで速水さんは足早に社長室に入る。 慌ててあたしは後を追う。 息を切らして入った灯りのともらない社長室で、速水さんはあたしに背を向けたまま窓の外を見ている。 「速水さん・・・。あの、あたし何か速水さんを怒らすようなことを・・・。」 心に氷を差し込まれるような不安感を抱いて、そっと速水さんの背中に手を触れる。 不意に触れた手首をつかまれ引き寄せられる。 「君は、たぶん悪くない。しかし、俺はもう我慢できないんだ。」 「えっ?」 速水さんがあたしの身体を少し離し、顎に手をあてて上を向ける。 外のネオンに照らされて、苦しそうな速水さんの瞳と視線が繋がる。 「いけない子だ。君はその目でどれだけの男を魅了すれば気が済むんだ。」 不意に足をすくわれ、あたしは速水さんの執務机に仰向けに横たわらせられてしまった。 背中に感じるひんやりとした大きな机、驚く間もなく、速水さんの手があたしの肩からドレスを外す。 冷えた大きな手のひらが胸を鷲掴みにする。その手はしだいに熱を帯び、ふくらみを揉みしだきつつ、 親指の腹が先端のつぼみを狂おしいまでに擦りあげる。 「んぁぁあっ、あぁぁ・・・・。」 堪えきれずに声が漏れる。漏れた自分の声を聞いて、ここは社長室だと思い出し、速水さんにすがりつく。 「だ、駄目。こんな所で・・・。お願い。あたし、・・・あの、・・・声が出ちゃうし。」 「駄目だ。やめない。出したいだけ声を出せばいい。ここは俺の部屋だ。もうこのフロアには人はいないし、 いたとしても文句は言わせない。」 社長室の執務机にあたしを縫いつけて、速水さんの愛撫が続く。 速水さんの舌先が、あたしの感じるところを順になぞりあげていく。 抑えていた声が、抑えきれなくなっていく・・・。 「あっ・・・あぁぁ〜ぅんんぁぁ・・・」 速水さんがあたしを存分に舐った舌先を離す。 速水さんの舌の軌跡が残していった唾液が冷気を吸って体のそこかしこを刺激する。 あたしは冷気と残された快感の余韻に身を震わす。 冷気はそこからだけでなく、あたしの内股からも伝わる。 まだ速水さんが触れていないというのに、そこからは熱くたぎる涙が止めどなくあふれ、内股を濡らし、 ふくらはぎまでしたたり落ちている。 ああ、あたしのすべてが速水さんを渇望して泣いている・・・・。 「ん、んぁっ!・・・・・・」 ふいに、でも、ずっと待ちこがれていた速水さんの指があたしの濡れそぼった蜜壺に差し込まれ、 乱暴にこねくり回される。 速水さんの人差し指と中指が差し込まれた所は熱くたぎり、指が中をかき回すたびに淫らな水音が部屋に響き渡る。 快感の波に襲われながら、速水さんに懇願の視線を送る。 速水さんはそれに気づくと噛みつくように深いキスを貪る。 「君はいつからそんな目をするようになった。淫らで、男を迷わす。 今日のパーティでだって、君の匂い立つような姿にどれだけの男が魅了されていたか。 君の目が他の男を見るだけで、俺は狂いそうだ。」 そ、そんな・・・。あたしが見ていたいのは速水さんだけなのに。 あたしは必死で思いを口にする。 「ごめんなさい・・・。あたしをこんなにするのは速水さんだけ・・・。」 「いや、言葉だけでは信じられない。君の身体にもちゃんと教え込まないと俺は安心できない。」 速水さんはあたしの中から指を抜くといきなりあたしの乱れた服を整え始めた。 「速水さん?」 欲情して火照った体を持て余しながら、あたしは大きな執務机から降りる。 「ここでは時間をかけられない。君は明日、明後日オフだったな。俺もちょうど土日で休みだ。 じっくりと君の身体を俺以外に反応できないものに仕込ませてもらう。」 速水さんは強引にあたしの手を取ると社長室を後にした。 (ドレサージュへつづく) |
2006/1/9
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