75000番ゲット・おっしー様リクエスト:あれやこれやと考えあぐね、夜が白々と明け出した頃、
     ふと心に浮かんだその方の名は「聖さん」だったのです。
     真澄様との報われない恋に悩むちょっと大人なマヤと、それを熱いまなざしで見守るヒジリーが
     翻弄され苦悩するお話を読んでみたいのですが・・・。
     ムフフなシーンもちょっと入れていただいて…
     (もちろん最後まではいたりません。それは真澄様のもの!)
     真澄様恋しさにヒジリーを誘惑?しといて、結局酔いつぶれて寝ちゃうマヤちゃん、
     なんてどうでしょう。マヤちゃんへの恋心と真澄様への忠誠心の狭間で悩むヒジリー・・・。
     でも最後は「間違いがなくてようございました・・・・。」このカップリングはまずいでしょうか?
※ということで、ほのぼの短編に仕上げられれば、と思います。思っては、いますが…果たして??(^^;ゞ




  「紫のバラのひと」から“捏造された”絶縁状を突きつけられたマヤは、そうとは知らず、暗澹たる絶望の淵に追いやられ、
完全に自分を見失っていた。
稽古の演技に、まったく身が入らないのだ。想うのは、真澄のことばかり。

“恋の演技を止める…!?紅天女の恋の演技を…!?”

  黒沼に恋の演技を諫止されたマヤは、その稽古帰り、フラフラと、思うともなく大都芸能ビルに足を向けていた。
道路向かいから悩ましくビルを見あげていると、ちょうど、真澄が社員に見送られて退社するところだった。
それを目にして、マヤは、ふらふらと危うく車道に歩み出てしまった。
そこに、ちょうど、聖が車で通りがかり、所在なくウロウロするマヤを見つけて、車を停めた。
「稽古の帰りですか?どうしたんです?こんなところで」
「あの、聖さん…、あたし、あの…」
脆くなって均衡を保てないマヤの感情は、瞳から大粒の涙になって零れ落ちそうになった。
聖は何事かと、マヤを車に招き入れた。
「マヤさん…!さ!乗って!おちついて話しましょう。」
車通りの少ない街角に車を停めて、聖は涙するマヤの言い分に耳を傾けた。
「教えてください、聖さん あたし なぜ紫のバラの人に嫌われてしまったんでしょうか?
 あたし、わからない…今まであんなに親切だったのに…」
「あの方から紫のバラが届くたびにあたし、どんなに励まされたことか…いつか『紅天女』をみていただくのが夢だったのに…」
「あたしのどこがいけなかったんでしょう…あたしのどこが、そんなに嫌いに…」
「いいえ…」
聖の否定に、思わずマヤはすすり泣きが止まった。
「いま、なんて…?」
「……」
一瞬の沈黙の後、聖は語り始めた。
「詳しいことは申し上げられませんが、これだけは信じて下さい。あの方はきっと今も心からあなたの大ファンです。」
「そんな…!」
そんな筈はないだろう、ならばあの絶縁状は、という言葉を、マヤは呑み込んだ。聖が切っ先を制したからである。
「本心を明かせない理由があるのだと思います。」
「あるいは自分で自分を欺こうとしているのかも…」
「とにかく、僕の言葉を信じていてください。あの方はそんなに簡単に自分の心を変えられる方ではありません。
 見ているほうがもどかしいくらい、不器用な方で…。」
「いえ、判りました、とにかく、あなたの気持ちを伝えましょう、あの方に。」
「えっ?伝えてもらえるんですか!?紫のバラの人にあたしの言葉を…!」
「ええ……」
“あたしの言葉を…言葉…速水さん…!”
マヤは、ハッと、思い当たった。
“いちか…ばちか…”
「少し…待ってください聖さん…!」
マヤは車から降りると、作業を始めた。そして、終えると、それを一瞬、胸にかき抱き、意を決して、聖に差し出した。
「これを…!紫のバラの人に…!」
「『紅天女』の上演台本!」
聖は驚いた。
「いいんです!あたしもうセリフ覚えちゃいましたから…!」
「宜しくお願いします、聖さん!」
「あたしの気持ちです…って、伝えてくださいあの方に…!」
「それから、たとえあなたが誰であっても、あたし…あたし、誰よりもあなたが…」
あとは言葉にならなかった。マヤは自ら想いを断ち切るように、その場から駆け去った。
満月が、黙って人間らのよしなしごとを見おろしていた。



  マヤは上演台本の、阿古夜の恋のセリフだけに赤線を引いて、聖に託したのだった。これは、マヤにとっては賭け、である。
聖も、その内容には驚き、急ぎ、他人を装って、真澄に台本を渡した。
だが、肝心の真澄はといえば、無理矢理、自分の心を亡くそうとしていた矢先のことである。渡された台本がマヤのものであると判っても、
“もう終わってしまったんだ なにもかも…。紫のバラの人も幻と消えた…すべて、幻と…”
そう、自ら心を閉じ、中身を見ることもなく、台本を自宅の机引き出しにしまい込んでしまった。
一方マヤは、
“お願い…私の心が、あの人に届きますように…”
必死の願いを込めて、祈り続けていた。
ただただ、いたずらにすれ違う、「責任」を背負った真澄と、孤独なマヤの、それぞれの想い。
マヤは、台本の返事が無いことに、純粋に傷ついていた。
恋の演技は、一真役を掴んだ桜小路との間でも、いっこうに進まなかった。聖は、黙って、そのすれ違いを見守っていた。
そんなある日のこと。



  新宿中央公園で、その日の稽古も終えた。全員、引き上げたが、マヤはひとり公園に残って、真澄への想いをもて余していた。
返事がないことがあの人の返事…。忘れよう、吹っ切って、しまわなければ…。でも、そんなこと、あたしには出来ない…。
しだいに夜も更けて、人通りも少ない。
聖は、その日も稽古を陰から見守っていたが、いったん引き上げて、自分の仕事を終え、まさかとは思いながら中央公園に引き返してみた。
こうした時の聖の勘というものは、えてして当たるものなのだ。
公園のそこここで、怪しげなカップルたちが物陰にひそんで、戯れている。
そんな危険な夜道、ブランコに座って、ひとり、マヤが茫然と物思いに耽っていた。
聖は車を公園のパーキングに停めると、マヤのもとに急いだ。
「マヤさん!こんな時間まで、どうなさったんですか!」
マヤは急に声をかけられて、飛び上がらんばかりに驚いた。
「あ…ああ、聖さん…。」
「この辺りは若い女性おひとりでは危ない。さ、お送りしましょう。」
「ちょっと待って、聖さん。あの、台本のお返事は…?」
聖は返答に詰まった。聖の返答の代わりに、マヤの腹の虫が、ぐうっ、きゅるるると鳴いた。
「マヤさん、お夕食も食べずにいらしたんですか。お話もありますから、僕がご一緒しましょう。」
「…すみません。ありがとう。聖さん。」

この時間では、ヒルトンホテルの地下街が無難なところだろう。
聖は黙ってマヤをエスコートしながら、ヒルトンの地下に向かった。

ヒルトン地下では、どの店もすでにバーの時間帯になっている。聖はひと気の少ないレストランバーを選んだ。
カウンターの隅に席を取り、食事の注文の前に、飲み物がまず尋ねられる。
「僕はワイルドターキー水割りを。こちらのかたにはジンジャーエールを。」
「あ、私も同じのにして下さい!」
マヤは酒を口にするつもりでいる。
「マヤさん、空腹にお酒はよくありませんよ。」
「いいんです!私だって、もう子供じゃないわ!聖さんと同じのが飲みたいの!」
マヤの語気に押されて、聖はしかたない、とマヤの意志を尊重した。
マヤに食べやすそうな何品かを聖はみつくろってオーダーした。
「いただきます。」
水割りが来ると、マヤはぐい、とグラスを傾け、一息で半分ほど飲み干してしまった。酒精が、マヤの喉を灼く。
夜遅くまでひとり思い悩んだマヤはいささか、自暴自棄になっている。相手が聖だという、安心感も手伝った。
聖は車なので、殆ど酒は口にしなかった。マヤは自分のグラスをさっさと空けてしまうと、早々と紅潮した頬に潤んだ瞳で、聖を見つめた。
思いがけないマヤの行動に、聖は面食らった。
イタリアンのピザに、ラザニヤ、スパゲティ、と、食事が配される。
「聖さん、それ飲まないなら、あたしにください。」
マヤは食べ物をつまみながら、聖の分のグラスをさっと奪い取ってしまう。そして、食べ物と一緒に、水割りをどんどんと飲みこんでいく。
「マヤさん…ダメでしょう、そんなに急いで飲まれては。」
聖は呆気にとられながら、マヤをいさめた。マヤはそれにムッとして、ムキになって言い放った。
「どうして…どうしてあの人はお返事をくれないんですか!?」
酒の勢いを借りて、マヤは聖に詰め寄った。
そのための、飲酒か…。聖は思わずマヤに同情を禁じ得なかった。
バーテンダーが、ふたり分の酒のお代わりをテーブルに配した。マヤは、それにも手を出して、くいくいと、グラスを空けていく。
「どうして、今になって…あたしは見捨てられたんですか…?」
ボロボロと、マヤの頬を涙が伝う。マヤは飲んだ分の酒に飲まれて、俗に言う「泣き上戸」と化していた。
「もうっ、お酒だってなんだって、飲んでやるんだからっ!」
「マヤさん…。」
ひっく、ひっくと、半泣きしながら、マヤは捨てられた子犬のような目をして、ふと中空をみつめた。
「紫のバラのひと…。あたしの、大切な、たったひとりのひと…、どうして…」
聖は、その言葉に、ひどく胸が痛んだ。マヤさん…お気の毒に…。

マヤはじきに、酔いも回って、聖の肩に身体をかしげて凭れかかった。
そのまま、マヤは眠り込んでしまいそうになる。
「ちょ、ちょっと。マヤさん、マヤさん!大丈夫ですか!?」
「う…ん…」
聖はなんとかマヤを立たせて、片腕でしっかりマヤを抱いて支え、勘定を済ませてレストランを出た。
聖に支えられながら、マヤはおぼつかない足取りで歩く。
「ひじりさ…ん、あたし…帰りたくない…あたし…ひとりはもう、イヤ…。ねぇ…もっと、一緒に、いて…」
えぇ!?
聖は、どうしたものか、ひどく躊躇した。だが、マヤをこのままにしておくわけにもいかない。
せめて酔いが醒めるまでは、一休みさせるか…。
そう考えて、マヤを抱いて支えながら聖はフロントに向かった。
ふたり連れなので、やむなく聖はツインルームをとって、彼らは部屋に向かった。



  マヤは酒ですっかり正体を無くしている。
聖はマヤを軽々と抱きあげると、片方のベッドに横たえた。
こんな成り行きが真澄さまに知れたら…、と聖は少しばかり、後ろめたい思いに駆られた。真澄に知られるわけはないのだが。
「う〜ん、麗、おみず、おみずちょうだい…」
マヤが朦朧と呟く。
聖はルームバーからミネラルウォーターを取り出し、グラスに注いで、ベッドに運んでやった。
マヤの頭を持ちあげて、口元にグラスを当てる。
「マヤさん、お水ですよ、ほら、お飲みなさい。」
マヤは半分眠りながら条件反射で、グラスの水を、こくり、と飲んだ。
あどけない少女のようでいて、いつの間にか、マヤもすっかり姿形は大人の女だった。
上気する頬、伏せた濡れた睫毛、半開きの、色づいた小さなくちびる。あえかな吐息。
か細い、のどもと。華奢な、なだらかな肩。そして、豊かに発達した、胸の膨らみ。
これが、真澄さまの愛してやまぬおかた…。
真澄にとって恋しい女性は、聖にとっても貴重な、かけがえのない存在である。
聖はベッドに腰掛けて、そっと、マヤの髪を撫でてやった。
「うう…ん…はやみ…さ…ん…」
咄嗟に聖は耳を疑った。なっ、何だって!?
「マヤさん、マヤさん!」
聖はマヤを揺り起こそうとした。そして、マヤの上半身を抱き起こした。
マヤは、男の腕に抱き取られるのを、酔った意識のどこかで感じて、その胸にすがりついた。
「はやみさん!好きです…!」
聖は激しい衝撃に衝かれた。なんということだ!マヤ様のほうも真澄さまを想っているとは…!
聖の腕の中で弱々しく喘ぐマヤを、とっさに聖はかき抱いた。
こんな、けなげな純粋な女性が、あの真澄さまを……!
双方、想い合っていながら…。決して通じ合うことはないのか……聖の胸はひりひりと痛んだ。
お気の毒に…マヤ様…そして真澄さま……。
聖は縋りつくマヤの髪に、そっと頬ずりした。
マヤ様…聖では真澄さまの代わりにはなれません……。

聖はマヤをベッドに柔らかく横たえると、髪を、頬を、耳元を、やさしくそっと繰り返し愛撫した。
苦しい恋のさなかにあるマヤを、ただの男としては、ひとときの慰めにでも、抱いてやりたくもある。
が、それは、本来なら、真澄の役割なのだ。影の身上としては手に余る。
なんとか、この、想い合うふたりを、結びつけることは出来ないものだろうか…。聖は苦しく思い惑い、思考も乱れた。
マヤは無意識に恋しい真澄を求めて、聖の手に縋りついてくる。
なんと、いたいけな……。
聖はその手をとって、手の甲に静かにくちびるを寄せた。
叶わぬ片恋の辛さ苦しさは、聖は痛いほど知悉している。マヤのような、こんな、儚げな身体をして、そのような想いに身を切られているとは……。
この無防備な瞼も、頬も、くちびるも、胸元も、どれほど真澄が恋い慕ってきたか、聖はよくよく知り尽くしていた。
いま、真澄がこの場に居たのなら。
真澄は長年にわたった愛をきっと実らせたことだろうに。
紫のバラのひとへのあの台本。マヤ様は、気づいておいでなのだろう、紫のバラのひとが誰なのか。
このことを、真澄に告げようかどうか。
聖はひたすら戸惑った。
真澄さま…私はあなたの影…。あなたのご意志に背くことはいたしません――。

聖には、荷が勝っている思いだった。ひょんな成り行きからではあるが、知り過ぎた、と思う。
うかつに、真澄にこのことは、口には出来ない。聖は思い惑う。
「はやみ…さん…」
譫言のように、悲しげにマヤが口にする。酔い潰れるほどの、それは純粋な、一途な想い。
切ないほど、聖にはその想いが理解できた。聖には、このマヤの身の上が、まるで我が身のことのように思われた。
傷つき、悲しみの深いほど、聖には、よくよくその想いに共感できる。
聖はマヤの横に身を横たえると、そっと、マヤに添い寝してやった。
「マヤさん、今はおやすみなさい…。お苦しいことでしょうが、いまだけは、せめて……。」
マヤは、酔いに朦朧としながら、聖の懐にもぐりこむようにして、身を預けてきた。
マヤの髪からは、仄かにシャンプーの薫りがした。聖は、愛おしげにその髪に軽く接吻した。
聖は、身を寄せてくるマヤのその背を、ゆっくり、やさしく、撫で続けてやった。
安心したように、いつしか、マヤは静かに、深い眠りに落ちていった。



  「ん…さむ…」
空調が薄ら寒くてマヤが目覚めると、見慣れない天井が目に入った。それに、ひどい頭痛がする。
「あいたたた…」
「お目覚めになりましたか。」
ソファで煙草を燻らせていた聖が、声をかけた。
ハタ、とマヤは起き上がった。ズキン、と頭痛が走る。
「いたた…あれ、聖さん?あたし…?」
「お酒を過ごされたのですよ。休憩に、僕がお連れしました。」
「ああ…、そうだった…。ごめんなさい聖さん…。」
「気分はどうです?もう明け方ですよ。」
「…ご迷惑おかけしちゃって、済みません…。」
マヤはベッドから降りて、よろつきながら洗面に向かった。
出てくると、マヤは聖の向かいに腰を下ろした。
「あたし、酔っぱらって、くだを巻いたりしませんでした?仲間によく言われるんです。マヤに飲ませるなって。」
やはり…。
聖はマヤの本音を聞かなかったことにして、自分の胸にだけ収めることにした。
「マヤさんは泣き上戸なんですね。」
聖は、それだけ言って、幽かに微笑んだ。
「いったんお家に帰りますか?お送りしますよ。」
「いえ、いいです。今日もこの近くで稽古だし。ひとりで朝稽古に行きます。」
「そうですか。では少し早いですが、朝食はどうです?食べられそうですか?」
「うーん、あまり食べたくはないけど、食べないと。稽古にならないわ。」
「結構。では行きましょう。」
ふたりはヒルトンのツインルームを後にした。



  近くで、24時間営業のレストランがあった。
そこで、マヤは聖とともに軽い朝食をなんとか口にした。聖とコーヒーを飲みながら、マヤは聖に話を切り出していた。
「聖さん、伝えてくださったんですよね、あの台本…。」
「ええ。確かに。」
「お返事がないのは…返事をしない、っていうお返事なんでしょうか……。」
「いいえ、そうではないでしょう。」
「じゃあ、どうして…」
「あのかたは、おそらく、まだ台本には目を通されていない。いろいろと、取り紛れておいでです。」
「それじゃ、これからお返事があるっていうこと?」
マヤは目を輝かせた。
「私から今日、またあのかたに、確かにマヤさんのお言葉をお伝えしておきます。お待ちください。」
「ありがとうございます!聖さん!」
マヤは新たに希望が持てることを、ひどく喜んだ。
レストランを出て、聖と別れ、マヤは気持ちも新たに、稽古に向かった。



  その夜。聖は真澄に咎められながらも、自宅の真澄に車から電話を入れ、台本に目を通すよう、再び進言した。
そして、ようやく、真澄は、そのマヤの告白ともいえる、『紅天女』台本に、目を通した。そして、大きく動揺させられることとなった。
この告白を受けて、思いあぐねた真澄は水城に相談をもちかけた。
そして、マヤの試演成功のために、「紫のバラのひと」として、最後に自分に何ができるか、考え、ついに行動を起こすに至った。
聖は、真澄のその決意の行動を、影の身として、黙って支え続けた。





終わり




【筆者あとがき】
どうもスミマセン〜〜。全然リクエスト通りになりませんでした〜。おっしーさん、せっかくの楽しい妄想を下さいましたのに、ごめんなさいぃぃぃっっっっ!
なぜか、と申しますと、先日、ヤフーオークションで、いわゆる「未刊行部分」である「花とゆめ」の切り抜きを入手して概ねを読んだのですよ。
そこで描かれていた聖さんのイメージとして、どうしても、マヤちゃんにラブラブになってしまうキャラクター、としては、書けなかったんです。
リクエスト通りの、ちょっとお笑いの入った、ほのぼの話に仕上げられれば良かったのですが、何しろ、未刊行部分のインパクトが強くて…。
このお話は、筆者のポリシーにより、未刊行部分に忠実であり、ちょっと途中にオリジナルを混ぜた、という内容になっています。
聖さんがマヤの本心を聞いてしまい、マヤが紫のバラのひとの正体を知っていることに気づく、これは未刊行部分にはありません。
あってもよさそうなエピソードだとは思うんですけどね。
というわけで、今回は、リクエスト通りに書けませんでした。おっしーさん、重ね重ね、お詫び申し上げます〜〜<(_ _)>。
あくまでこのリクエスト通りに読みたい、とご希望がございましたら、どうぞご遠慮なく掲示板にお申し出下さいませ。その2の筆を起こさせて頂きます。



2001/9/4

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